【iPS細胞】第一人者が明かす「私がベンチャーに移籍した理由」
NewsPicks編集部
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高橋政代さんが理研を電撃退職した理由を語りました。
再生医療は実用化に向けた臨床試験が一気に進み始めています。その中でも、加齢黄斑変性は最も早くiPS細胞の移植手術が行われましたが、実用には意外と時間がかかっているなという印象でした。高橋先生はそこのところにアクセルを踏み込むために、ベンチャー企業へと移るということのようです。
率直な語り口でファンの多い高橋さんですが、今回も、ヘリオスとの関係についてわりと突っ込んで話をしたことにちょっと驚きました。一方で、ライセンスの関係についてはまだ確定していない部分もあるようで、歯切れの悪さも感じました。再生医療の難しい面の一つが垣間見えました。定年を目前にした退職の経緯は、現実的な対応と夢への実現・未来に向けた布石の両方があるんですね。
補助金終了後の一手という面もあるのでしょうか。基礎研究と実用化を繋ぐような取組みは本当に素晴らしいと思います。
一方で、これらの背景にある基礎研究を継続する難しさ、困難さを痛切に感じました。
"私が3年後に理研を定年退職すると、ラボ(研究室)が消滅するという事情もありました。テクニカルスタッフの雇用もほとんどあと数年で終わります。
せっかく良いラボができたのに、それが崩されてしまう。そうなる前に、外に受け皿を作る必要がありました。「ビジョンケア」をラボスタッフの受け皿とすることで、これまでの研究成果を基にさらに発展させていきたい"