【1分解説】なぜセブンペイは「たった3ヶ月」で終わったのか

2019/8/2
急転直下の「終幕」だ──。
セブン&アイホールディングスは8月1日、スマートフォンバーコード決済サービス「7pay(以下、セブンペイ)」を9月末で終了すると発表した。
7月1日のサービス開始後、半日足らずで大規模な不正アクセス攻撃が仕掛けられ、翌日には不正利用が発覚。3日後の7月4日にはサービスの新規登録とチャージが停止された。
その後も再開に向けてセキュリティなどの検証が進められたというが、ついに「廃止」という形で結末を迎えた。
なぜ、セブンペイは失敗してしまったのか。責任者らが記者会見で釈明した「敗因」を、3つのポイントに絞って解説する。
8月1日に行われたセブン&アイホールディングスの会見(撮影:東春樹)

①日程「ありき」の開発計画