[北京 29日 ロイター] - 中国の海上保安当局、中国海事局は、台湾の周辺で今週、軍事演習を実施すると明らかにした。中国は前週、台湾に独立に向けた動きがあれば戦争も辞さないと表明している。

中国海事局は、演習の具体的な内容や実施時間は明らかにしていないが、演習実施に伴い、29日午前6時(日本時間午前7時)から8月2日午後6時(日本時間午後7時)まで台湾の西、広東省と福建省の沖の海域を航行禁止にしたと説明した。台湾の北東にあたる浙江省沖も8月1日夕まで航行禁止とした。

中国はここ数年、台湾周辺で軍事演習を活発化させている。

台湾国防部は、台湾の安定と安全確保のため台湾海峡の情勢を注意深く監視している、とする声明を発表。

「台湾軍は重要な防衛能力を強化し続けており、台湾の安全保障を守ることが可能と絶対的確信をもっている」とした。

台湾軍は5月に毎年恒例の軍事演習を実施している。

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