[香港 26日 ロイター] - 中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]は26日、第5世代(5G)移動通信規格に対応したスマートフォン「Mate20X 5G」を中国で発表した。

スマホの価格は6199元(901ドル)。米政府が発動した実質上の禁輸措置で米企業からの技術や部品の調達が制限されるなかでの発表となった。

新華社によると、ファーウェイは深センで開かれたイベントで、テレビに類似した「スマート・スクリーンズ」と呼ばれる製品を来月発表する計画も明らかにした。独自の基本ソフト(OS)「鴻蒙(Hongmeng)」を初搭載するという。

同社は鴻蒙についてこれまでほとんど詳細を明らかにしていない。米アルファベット<GOOGL.O>傘下グーグル製のOS「アンドロイド」の代わりになる可能性を示唆したこともあったが、同社の幹部は今月、アンドロイドを今後も使用する考えを示すとともに、鴻蒙はスマホ向けのOSではなく、コネクテッド機器向けだと述べている。

発表文によると、同社のコンシューマービジネス・グループ最高経営責任者(CEO)、リチャード・ユー氏は、「スマート・スクリーンズ」を家庭内エンターテインメントとコミュニケーションの中心的インターフェイスにすることを目指していると述べた。

ファーウェイは30日に半期決算を発表する予定。