投影しない「プラネタリウム」は何がすごいのか
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これは面白い。要は球形巨大LEDスクリーン。肝心の画質ですが、見てみないとなんとも言えません。一般的には旧来的な光学式のほうが、汎用プロジェクターを使うデジタル式より圧倒的に画質がいいです。たとえば大平さんのメガスターなどは100万個を超える星を投影します。最も解像度の高いプロジェクターをもってしても、星がぼやけて見えてしまいます。ですから現代の殆どのプラネタリウムは、光学式とデジタル式の二つの投影機を併用しています。星を写すときは光学式を使い、映像プログラムのときはデジタルでやります。
しかしこれは投影するのではなくドームのLEDで直接星を表現する新しい形式。もしかしたらデジタルプロジェクターが越えられなかった壁を超えられるのかもしれません。本文でチームラボボーダーレスが比較対象としてより挙げられていますが、チームラボプラネッツの方には、プラネタリウムと同じ設備があるのでそちらを取り上げたほうが適切ですね。
プラネタリウムの場合、空間全体がスクリーンのために、投影した光が反射して反対側のスクリーンを照らしてしまいコントラストが極端に低くなるという問題があります。
このため、スクリーンに小さな穴を開けて早く減衰させる必要がありますが、自発光型のLEDなら反射の問題は起きないのでプラネタリウムには最適なはずです。
プラネタリウムは寡占産業なので、今まで新しいことに挑戦してこなかった、だけの気もします。「今回販売するLEDドームシステムは中国の南京を拠点にLED商品を製造・販売する南京洛普(LOPU社)が世界で初めて開発したものだ。LEDドームシステムはA4サイズほどのLEDパネルを組み合わせることでドーム型のディスプレイにしていく構造。日本の計測技術研究所が輸入総代理店をつとめ、コニカミノルタプラネタリウムが日本と韓国で独占販売する。」
今回の技術を開発したのは、中国の会社で、コニカミノルタは代理店の役割を果たしているのですね!教育コンテンツとしてのプラネタリウムを、商用に拡張した同社の新しい挑戦、とても楽しみです!