タイ洞窟の救出から1年、無国籍の子どもたちの抱える問題
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「ターソンヤン郡の人口約9万のうち2万人が無国籍。住民の8割が少数民族のカレン族で様々な問題を抱えている」など、地域によって多数の無国籍者がいるとのこと。
そのままでは不利益を被る無国籍の子供たちですが、これはタイ国内で解決すべき問題で、それ自体に手を貸すことは難しいところ。国際的に関心を持ち続けることで、タイ政府を動かすしかないでしょう。世界中から大きな注目を集めたタイ北部チェンライの洞窟から少年ら13人の奇跡的な救出劇から、7月10日で1年。そのうち4人が無国籍だったため、タイの無国籍問題が大きな関心を集めました。無国籍の子どもたちは、例外を除いて国家の統計や資料はもちろん国連の統計にも存在していない。「命として存在しているが、人間として存在していない」という状態だといえます。インドシナ半島の中心に位置するタイは、古くから中国やインドなどからの移民が流入し、多民族国家として形成されてきました。タイの歴史的背景から無国籍問題を考えます。