[ワシントン 23日 ロイター] - トランプ米大統領は23日、米下院歳入委員会がニューヨーク州から自身の納税申告書を入手することを阻止するため提訴した。

ニューヨーク州では今月初旬、州税の納税記録を連邦議会に開示することを可能にする税制改正法が成立。議会民主党がトランプ大統領のニューヨーク州税の納税記録にアクセスする道が開かれた。

トランプ大統領の弁護士はワシントンDC連邦地方裁判所に提出した文書で、ニューヨーク州の税制改正は、大統領の政策を巡る立場や政治理念を踏まえ、大統領に報復するために施行されたとし、トランプ氏の憲法で保障された権利を侵害していると主張した。

歴代米大統領、大統領候補者は慣例として納税記録を公開しているが、トランプ大統領は公開を拒んでいる。