<外為市場>

午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の108円前半。米中対立の緩和期待や米国の債務期限延長合意が市場の楽観を支えた。

<株式市場>

東京株式市場で日経平均株価は反発した。前日の米国市場でハイテク株が上昇した流れを引き継ぎ、東京エレクトロン<8035.T>、京セラ<6971.T>など半導体・電子部品株に買いが先行。米インテルや中国の華為技術(ファーウェイ)に関する前向きな報道できょうの米株高への期待も高まり日経平均は一時270円近くまで上げ幅を拡大したが、大引けにかけて利益確定売りが出て押し戻された。

東証1部騰落数は、値上がり1640銘柄に対し、値下がりが422銘柄、変わらずが88銘柄だった。

<短期金融市場> 17時40分現在

無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.065%になった。「資金が余っているわけではないが、取り上がる感じもない」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物の期先は横ばい。

<円債市場> 

国債先物中心限月9月限は前営業日比9銭高の153円69銭と続伸して取引を終えた。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比1bp低下のマイナス0.150%。金融緩和期待を背景に底堅い動きが続いた。