米、イラン原油輸入で中国企業制裁＝トランプ大統領「最悪の事態も」

コメント

注目のコメント

• 大場 紀章

  エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所代表

  ・2019年07月23日

  本件とは違いそうですが、制裁を回避する形で中国にイラン産原油が入って来ているようですね。
  
  
  Millions of Barrels of Iranian Oil Are Piled Up in China’s Ports
  https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-07-22/millions-of-barrels-of-iranian-oil-are-piled-up-in-china-s-ports
  
  によると、「保税倉庫」（bonded storage）と呼ばれる、所有権を移転していない状態で中国の港のタンクに下ろしているものが何百万バレルもあるとのこと。また、アジア向けに向かっているイラン産のタンカーだけで2000万バレル分のキャパのタンカーが来ていると。タンカートラッキングの調査。
  
  この状態では貿易統計にも乗らず、制裁の抜け穴となります。
  
  代金決済を行えば制裁違反になるので、イランでの油田開発に投資する事で、間接的に決済を行なうというスキームがよく言われていますが、これは米国が黙認しているとも伝えられる一方で、トランプは趣旨からして許さないだろうとも。