酒類事業に本格参入へ 日本コカ・コーラ
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酒類の中でチューハイはRTD(ready to drink)と呼ばれる部類。蓋を開けてすぐに飲めるという意味で、缶入りカクテルやハイボールも同じ部類です。
若者を中心にビール類から消費者が離れる中、RTDはハイボールブームなどもあり市場は伸びていますが、小売価格は1缶100円程度かそれを下回ることもあり、ビール類と比較すると収益性は低いです。製造の難度も低く、差別化も難しい。それでもビール大手は市場獲得のため次々とRTDを発売しているのが近年の流れです。
コカコーラからすると清涼飲料水に1ラインナップ増えた、くらいの話かなと思いますが、一方でビールをはじめ既存の酒類メーカーからすると脅威になり得ると個人的には捉えています。コーラハイもスプライトハイもファンタハイも出ません。だって、おかしいでしょ、これだけのブランドを揃えるコカコーラの満を持してのことチューハイが、檸檬堂って。真打ちはやっぱり、ウィスキーコークでしょ。
つまりは、グローバルブランドをお酒に使う事の許可は下りていないって事かと。
そして、チューハイ市場の競争はとっても激しい。打ち出しで成功しても、売場をどこまで確保できるのか。何にせよ、世界中のコカコーラが、注目するケーススタディである事は間違いありません。