[東京 22日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比59円68銭安の2万1407円31銭となり、反落した。大幅利下げ期待の後退で前週末の米国株が下落したことが嫌気された。日経平均は19日に420円高と大きく上昇した反動もあり、戻り待ちの売りも先行した。一時は150円近い下げとなったが、為替が1ドル108円近辺まで円安に振れると先物に買いが入り、下げ幅を縮めた。

TOPIXは0.35%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は7480億円だった。業種別では精密機器、食料品、その他製品などが下落率上位に並んだ。一方、金属製品、海運、ガラス・土石製品などは堅調だった。個別ではエンプラス<6961.T>が大幅高。19日に発表した2019年4―6月期決算で、連結純利益が前年同期比24.6%増と堅調だったことを好感した。市場では「日本株全体に出遅れ感がある中、ハイテク分野に見直し買いが入っている。先行きの業績回復期待も芽生えつつある」(岩井コスモ証券投資情報センター長の林卓郎氏)との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がりが900銘柄に対し、値下がりが1123銘柄、変わらずが127銘柄だった

は30日、南北の非武装地帯で3回目の首脳会談を行い、核問題を巡る協議再開で合意した。