「れいわ新選組」「NHKから国民を守る党」政党要件満たす
コメント
注目のコメント
れいわ新選組の比例得票数は2,237,273(4.53%)
テレビ等のオールドメディアを一切使わず、SNS &ウェブでの選挙活動だけでも政党要件を満たすことは可能であることが証明された。
これで国会のバリアフリー化に代表される国会改革が推進されるだろう。
N国党の戦法はさすが。
総得票数は975,151(1.97%)と政党要件を満たさなかった
しかし「NHKをぶっ壊す!」しか政策を掲げなかったにもかかわらずここまで取れるとは驚き。
全国選挙区に候補者を送り、与党vs野党に辟易した有権者の受け皿となる「第三極」的立場が功を奏したと思う。
21世紀世代が参政権を持つ最初の国政選挙。時代の転換点。立憲はせっかく勢いがあったのに、有名人を立てて票を稼ごうという自民党的な手法を用いて票が伸び悩んだ。議席は増えたがこの戦略で政権を取るところまで今後伸びることはありえない。
それに比べると、特定枠を逆手に取ってALS患者、重度障害者を比例区に立てる、また公明党に批判的な創価学会員を東京選挙区に立てる、という山本太郎の選挙戦略はその何枚も上を行く。発想力がまるで違う。山本氏は落選したが、介護者として国会に赴くつもりだろう。そして囲み取材は彼が代理人兼党首として受けることになるのではないか。おそらくここまで考えて候補者を選んだのだろう。
N国の立花氏。ただ「NHKをぶっ壊す」と言ってるだけの人ではない。
憲法、財政など、国会の議案はその都度党員にネットでアンケートを取り、過半数の方の意見を国会で投じるという直接民主主義の体制で国会に臨む、と会見で述べた。これまた画期的。そもそも国会議員は国民の代表なのだから、自分の主義主張より国民の代理人としての立場に徹するのは本質的。
立憲民主も既成勢力に過ぎないことが明白になった今回の選挙。
山本氏、立花氏が古臭い日本の政治を変えるきっかけになるといいですね。ポピュリズムには、二つの意味があります。
即ち、「大衆主義」と「平民主義」です。
大衆主義の意味で言えば、橋本龍太郎政権に熱狂して消費増税によりデフレ不況、小泉純一郎政権に熱狂してあらゆる制度を破壊して若者を貧困化、民主党政権に熱狂してルサンチマン的に官僚システム等の権力機構を破壊し、反動で民主党政権をディスっていれば安倍政権が安泰・・
と言う国民の行動こそがまさに【大衆主義】そのものです。
何故なら、大衆は自らの政権選択による失敗を一切省みず、小泉に騙された、民主党が悪い、と政治家のせいにしているからです。熱狂したのは自分なのに。
考えなければならなかったのは「投じる前に、何に気付かなければならなかったのか」ですが、そのような思考には一切至りません。
自民党じゃなければ、民主党か!それでもだめならやっぱり自民党か!維新か!・・くらいの判断力しかないのです。
21世紀にもなってこの体らくとは、キルケゴールもオルテガも草葉の陰で嘆いている事でしょう。
一方で【平民主義】の場合、この対義語は【エリート主義】となります。
つまり、高学歴や金持ち等のエリートで構成される集団・コミュニティに所属するメンバーでいくら政策を考えても、平民である当事者の想いなどは理解不能なのです。
中でも、福祉政策など、例えば浮浪者、障がい者、貧困家庭などの価値観等には想いが至る事がありません。
基本的に与党も野党もその多くがエリート主義ならば、当事者の痛みなどが理解不能なのです。
だから、現にエリート主義たる野党候補者が、例えば介護の職場に行って「いかに安倍政権が酷いか」を訴えかけても反感しか生まない事に全く気付かず、これがかえって与党に利すると言う結果を生んでいる事にすら気付かない。
これに対して、もうグローバル化止めようよ、過度な競争はもう止めてくれ、もうこれ以上搾り取るのは止めてくれ、と言う平民の意識を集めていくのが【平民主義】です。
その意味では、山本太郎氏の政策は【平民主義】そのものです。
その意味でのポピュリズムは、決してネガティブな意味では無いはずです。