[ソウル 17日 ロイター] - 米国務省のスティルウェル次官補(東アジア・太平洋担当)は17日、ソウルで韓国政府関係者らと面会した。

韓国は、元徴用工訴訟や半導体材料の輸出規制をめぐり日本との関係が悪化しているが、米政府はこれまで、両国の間に入って仲裁するといった対応は控えている。

韓国の聯合ニュースによると、スティルウェル次官補は17日、日韓の対立解消に向けた役割を米国が担うかとの質問に対し、直接回答はしなかったものの、「韓国と米国に関連する、あらゆる問題に対応する」方針を示した。

スティルウェル次官補は前週、NHKに対し、米国は日韓の対立に介入するつもりはないとし、両国に対話による解決を促した。

韓国の洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政相は17日、日本政府に輸出規制の解除を改めて求めるとともに、韓国政府が日本の素材や部品、機器産業への依存度を減らす計画をまもなく発表すると明らかにした。