[チャールストン(米サウスカロライナ州) 16日 ロイター] - 米サウスカロライナ州の元下院議員(共和党)マーク・サンフォード氏(59)が16日、来年11月の次期大統領選で、連邦債務拡大の問題を争点に予備選でトランプ大統領の対抗馬として共和党候補指名を目指すことを検討していると表明した。

サンフォード氏は長年トランプ大統領を批判しており、昨年の中間選挙ではトランプ氏支持者に予備選で敗北、議席を失った。

同氏はロイターに、今後1カ月で出馬するかどうかを決定すると述べた。

出馬検討について同氏は、先月民主党の討論会を見たことがきっかけと説明。「パネリストからも候補者からも、債務や赤字、政府支出についてただの1度も言及がなかった」と指摘した。

現在トランプ氏の対抗馬として共和党候補指名出馬を表明しているのは、ウィリアム・ウェルド元マサチューセッツ州知事のみ。サンフォード氏は、他の共和党候補の出馬表明を待っていたが「誰も表明しなかった」とし、「臨界点に達した」と述べた。