奨学金返済への支援 大手企業で広がる 人材獲得にねらい
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賛否両論あるでしょう。
そしていかにも日本的な発想。
しかし、奨学金の返済を優秀な人材が企業に肩代わりさせた方が費用対効果が明確で良い。
払えないなんてこともなくなる。
だからといってその企業に縛られる必要もないし、卑下する必要もない。
良い意味で頑張った学生だけが得られる権利。
学生さん本人が決めたら良い。
払うのは彼等なんだから。この動きは、人材を育てるためにも心から賛同します。今春まで、通信教育の大学に関わっていましたが、社会人になって働きながら、通ってくる20代の学生何人かと話する機会がありました。
彼らは、なぜ通教を選んだのか?その殆どが、学力ではなく家庭の経済的事情でした。中には、兄弟が6人いて、長男の本人は家計を助けるためにバイトしながら、学費を貯め、スクーリングの為に正社員にならず、4年間で必ず卒業すると言い、その顔は、キラキラ輝いていました!本人の目標は、小学校の教員だそうです。今でも、こんな若者がいることに感動し、思わず握手しました。
また、函館出身の20歳の女性は、高校卒業後、横浜にある小さな貿易会社に事務員として就職し、学費を貯めて法学部に通っていました。夏季スクーリングの際に、話した際に「高校の同級生は、全日制の大学に通って、部活やサークルで楽しんで、夏休みには旅行にも・・・私は、仕事と勉強でホントに辛いし、たまには遊びたい・・・」っと・・・涙が出そうになりましたが、私は「貴方は、その友達の2倍の人生の時間を送っている。卒業した際には、その友達の2倍の能力と信用が得られる。だから、今暫く、腐らないで頑張ろう!」と激励しました。彼女は、おそらく卒業後は、さらなる上のステージへ転職が可能でしょう。そして、一般的な新卒や第二新卒とは異なり、強い意志としっかりとした思考を持って、彼女なりの幸福をつかむことができると思います。
ホントに、素晴らしい若い人材はマダマダ沢山います。日本の未来を支える人材を育てることは、結果として、社会全体の財産であることには間違いないです。是非とも、奨学金返済支援や、通教の学生を見守っていきたい。企業は学生に媚び売りすぎだと思えます。人材獲得や離職防止に繋がることも、奨学金が若手の大きな負担であることもわかりますが、借金の一部や金利を肩代わりするのは違うのでは?
優秀な社員獲得というなら、初任給高くしてそこから返済してもらえばいいはずです。でも給料上げると将来にわたって固定費が増えるのでやりたくない、だから奨学金返済支援で釣ろう、ついでに負い目感じて辞め辛いだろうというセコさが見え見えです。
既存社員や同時に入社した奨学金がない新入社員は不公平感があるでしょうし、なんだか納得いきませんね。