実質賃金1.0%のマイナス、物価高響き5カ月連続=5月の毎月勤労統計
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注目のコメント
ヘッドラインだけで見るとめちゃめちゃ悪そうに見えますが、時間当たり賃金で見るとそうでもありません。
まず、名目賃金全体では前年比▲0.2%ですが、一般労働者だけで見れば同+0.3%です。
さらに一般労働者の総実労働時間が前年比でGWの影響もあり▲4.2%減ってますので、時間当たり賃金で見れば同+4.5%程度増えていることになります。
一方、パートタイム労働者の名目賃金は同▲2.2%ですが、GWの影響もあり労働時間が同▲4.4%減ってますので、時間当たり賃金で見れば同+2.2%程度増えていることになります。
となれば、GWの特殊要因が大きいですが、時間当たりで見れば実質賃金もプラスといえるでしょう。
まあ、労働時間が増えて総実質賃金が増えるのがより望ましいのですが。労働に関する政府の政策はほとんど機能していない。なぜなら、ほとんどが企業優位の対応だから。働き方改革とか非正規の地位向上とか、ざる法を作ってのらりくらりとやってるだけ。
しかし、法人税のアップや内部留保に対する税金など、企業に不利なものは一切やらない。
デフレ、GDPの低下、少子化は賃金が上がらないことが原因なのは明らかだが、今後も対応はしないだろうね。選挙に負けたくないから。日本の一人負けは続くだろうな。