伝統からデジタルに進化する「マーケティング4.0」とは
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注目のコメント
『マーケターの役割は、認知(awareness)から最終的に推奨(advocacy)に至るまで、カスタマー・ジャーニーの間中、顧客の道案内をすることである。』
今後のマーケターのあり方は、顧客と縦と横の関係ではなく、横の関係(=力になりたいと心から思っている友達)になっていかなければならないというのは、消費者目線からも非常に納得感がありました。
またブランドのあり方も時代とともに変化しており、不確実性の高い時代においては、ブランドの堅牢性よりも柔軟性と「個性と規範」を両立させることが重要だということ、デジタル化を進める場合は、「4C」が重要となることで、これまで確固たる地位を築いていたブランドも揺らぐことを意味しているのではないかと思います。
採用担当はマーケター的な視点が必須な役割なので、自分自身、意識して学び・活用する必要があると感じました。マーケティング4.0のキーワードであるAdvocate(推奨)の域に達している例は米テスラ社。
イーロン・マスクのテスラ社は、ドライバーがクルマからの警告を無視し続けて起こった事故が目立ち、彼の言動からも色々と言われることはあるけれど、
所有者だけでなく、持っていない人、ましてや運転したこともない人達ですら、テスラの電気自動車は素晴らしいと周囲に推奨することがある。
これは他の自動車メーカーではなかなか起こらない現象。
ファンを生み出し、リピーターになってもらうに留まらず、そのリピーターが製品を「推奨」して新たな顧客を生み出し、またその顧客がリピーターになり、周りに「推奨」する。波に乗れば言わばねずみ算式にユーザーが増えていく。Kotler Award Japanを開催するにあたり、コンセプトは「経営にマーケティングの力を」です。現在、マーケティングにはどんな力があるのかを記したのが、「マーケティング4.0」です。デジタル、SNSを駆使したマーケティングの本質について述べたコトラーの著書「マーケティング4.0」から、前後編でエッセンスをお届けします。