スマートスクーターの台湾GogoroがシェアリングプラットフォームGoShareを発表
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Gogoroの「GoShare」は住友商事が石垣市と連携して、石垣島で1年半前から展開しています。石垣島でのGoShareと今回の発表がどう違うのかわかりませんが、環境に配慮した電動スクーターはエコアイランド化を目指す島との相性はぴったりだと思います。
街中でも良くgogoroを見かけるようになってきました。
今回、桃園での展開となったのは桃園市政府の支援が得られたことが大きいようですが、軌道に乗せられるかは微妙かも知れません。
台湾では、今年5月段階の統計で、大型を除くバイクの免許登録数が1,480万に対して、バイク登録台数が1,380万台に達しており、ほぼ一人一台の状況になっています。
通勤は大半が職住近接が基本であり、特に桃園だとスクーターでDoor to Doorで通勤しているパターンが殆どです。
なので、どういうシーンでシェアバイクを使うのかイメージがわきません。
台北市内であれば、MRTやバス路線が発達しており、公共交通機関で移動したあとにバイクで接続することも出来ると思いますが。
観光地に行くと、レンタルバイクがあり重宝します。
先ずはこういったところで普及を図って行った方が確実な様な気もします。
我が家もgogoroに買い換えたいのですが、なにぶん政府補助があっても高い。。。あと、普通のスクーターに比べてデザインがずんぐりむっくりなので、駐輪スペースに押し込むのが大変そう(というか傷が絶対付くので)躊躇してます。Gogoroが電動スクーターのシェアリングサービスGoShareを開始。これは交換式バッテリーの稼働率を上げる目的も有りますね。
交換バッテリーは重さも考慮して、一個あたり1~1.7kWhでモバイルバッテリー程度の低容量ですが、それでも交換ステーションに一定量先行投資する必要が有ります。これが死蔵されてしまえば投資回収も進まず、新規ステーションの開拓も進みません。
利用を促進するために大手のB2B顧客と提携して利用「回数」を増やす手も有りますが、まずシェアリングで利用「者数」を増やして、交換ステーションを広く面的に拡大したいんでしょう。
注目しているのはバッテリーの容量や大きさなどの規格。18650から2170へ容量を7割ほど増やそうとしてますが、二個搭載で航続距離は100km未満。その分ステーション設置が必要になるが、高容量の次世代バッテリーを開発するのとどちらが良いか?
バッテリーというデバイスからプラットフォームまでトータルで見ると、どこがテコになったりボトルネックになったりしているかが分かりますが、それでもサービスをローンチしていく事業展開が参考になります。
技術開発に期待し過ぎず、市場での反応も見つつ、最後はアンコントローラブルな要素のリスクを想定して進めていかなければならないですね。大変だけど面白いと思います。