ドイツ銀、不要資産の売却を検討-大規模再編の一環で
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注目のコメント
各金融機関にとっては、特定の業務を一気に伸ばせる「飛び道具」のチャンスですね。
メガバンクはこれまでRBSの非日系ローンやプロジェクトファイナンスアセットやGE金融事業等を買収してきた経緯があり、業務を絞って買収したアセットはその後も相応に上手くいっていると思います。
https://zuuonline.com/archives/70777
難しいのは、買収する側が既にやっている業務であっても、専門性の確保やポートフォリオマネージメントの観点より「資産」のみならず「人」も一緒に来てもらうことが必要になってきます。買収される側の人材との条件の交渉が難航することがあり、またどの様に業務をインテグレート(PMI)していくのかも綿密に計画する必要があります。アセットの買収のみならず、この人材の確保とPMIがセンシティブで難易度の高い重要なプロセスとなります。
買収対象となる資産については、長期のストラクチャードファイナンスアセット等は、外貨の場合本邦金融機関にファンディング余力にも限界があると思われるので、銀行本体による買収のみならず、銀行子会社や出資先のデットファンド等を通じて年金ファンドや保険会社等の機関投資家の資金動員することも考えられると思います。(一方で応札のタイミングとの兼ね合いで間に合わないかもしれず、機関投資家も自ら資産買収を考える可能性もあります)
本邦地銀等も、現在の顧客ベースや自社の業務に近いアセットを「飛び道具」として真剣に検討できるものもあるかもしれないです。トレーダーが昼からビールといった記事もありましたが、資産の身売りを検討との記事。
https://newspicks.com/news/4019935