[ロンドン 2日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが2日に発表した6月の英建設業購買担当者景気指数(PMI)は43.1で、金融危機が深刻だった2009年4月以来、約10年ぶりの低水準に落ち込んだ。ロイターがまとめたエコノミスト予想の49.3を下回り、5月の48.6から低下した。

欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡る混乱を受けて、企業が長期的な投資を控えていることが背景にある。

IHSマークイットのアソシエートディレクター、ティム・ムーア氏は「調査の先行指標からは、懸念せざるを得ないシグナルが出ている。特に、新規受注はこの10年強で最大の幅で減少、建設資材への需要は2010年初頭以来の高ペースで減少している」と指摘した。

建設部門は、同国の国内総生産(GDP)の6%を占める。