G20、廃プラ問題が重要論点!世界的に高まる関心のワケ
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今回のG20に限っていえば、足並みが揃いそうにない温暖化問題を回避したい思惑があり、合意が取りやすい廃プラ問題に議題を集中させる構図になっています。美しい話ではありませんが、こちらも重要な問題ですし、追い風には変わりありませんね。
記事で言及している、“生分解性プラ”や“植物由来プラ”のことを「バイオマスプラスチック」と言います。
この代替素材について、国は「2030年には、プラスチックの年間総排出量900万トンのうち、200万トン分をバイオマスにする」としています。
でも、言うほど簡単ではなく、コスト面や普及に課題があって、現状は4万トン程度に過ぎません。
このため、国は、今年度予算で、実証事業に35億円を計上して、▽設備拡充や▽技術開発に取り組む企業や大学を支援する考えです。
でも、約10年後に、本当に200万トンにまで伸ばすのなら、それだけではだめで、事業者の活用への支援も考えなくてはいけないと思います。生分解性にしてもバイオマスにしても、まだまだコストが高いので、消費財メーカーはじめ使う側がどこまで意識を持つかでしょうね。もしくは税制を変えて強制的にシフトを促すか。