(ブルームバーグ): 米ニューヨーク州金融サービス局(DFS)は24日、三菱UFJ銀行が、同州の監督下で起こした行為に関係する全ての係争を決着させるため、3300万ドル(約35億4000万円)の支払いに応じることに同意したと発表した。ブルームバーグ・ローが伝えた。

三菱UFJ銀は州法銀行から国法銀行への移行のため、2017年に通貨監督庁(OCC)に免許を申請。制裁を巡る内部統制の不備でDFSが訴訟を準備していた段階で、同行が連邦当局の監督下に入ろうとしたとDFSは主張し、国法銀行の免許が発効するまでの間、同行ニューヨーク支店に対する規制・監督権限の継続を認めるよう求めていた。DFSは24日の声明で、「本日の決着はわが国の二重の銀行規制制度の強みを補強し、われわれの金融市場と消費者を力強く保護するニューヨーク州の権限を再確認するものだ」と言明した。

原題:MUFG Reaches $33 Million Settlement Over Charter SwitchMUFG Pays New York $33 Million After Shifting to OCC Oversight (1)(抜粋)

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