[ロンドン 24日 ロイター] - メイ英首相の後任を選ぶ与党・保守党の党首選で決選投票に進んだハント外相(52)は24日、対立候補のジョンソン前外相(55)について、英国の欧州連合(EU)離脱について公の場での直接討論を避ける「臆病者」だと批判した。

ハント氏は「直接討論に出席しないのは臆病だからだ」と述べ、スカイテレビでの直接討論の機会をジョンソン氏が断ったのは無礼だったとの考えを示した。ジョンソン氏について「どのような行動を取るのか人々は知る必要があり、こうした質問に答える必要がある」と語った。

ジョンソン氏を巡っては、21日に交際相手とけんかになり警察が出動する騒ぎとなった。ジョンソン氏は説明を避けている。

ハント氏は、ジョンソン氏の私生活は関係ないとした上で、党首選の候補者は英国のEU離脱を巡る立場を説明すべきだと指摘。議会が政府を合意なき離脱に向かわせようとする場合、新しい指導者がどのような行動を取るのかを説明すべきだと述べた。

ジョンソン氏は24日、英紙デーリー・テレグラフへの寄稿文で、合意があってもなくても10月末に欧州連合(EU)から離脱する意向を強調。「われわれは10月31日にEUから離脱する。今度こそ尻込みしてはならない」と述べた。

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