[ニューデリー 19日 ロイター] - 仏自動車大手ルノー<RENA.PA>のティエリー・ボロレ最高経営責任者(CEO)は19日、連合を組む日産自動車<7201.T>への出資比率を引き下げる予定はないとの考えを示した。

ボロレCEOは欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)<FCHA.MI> <FCAU.N>と統合するために日産への出資比率を引き下げるかとの質問に「それはまったくアジェンダ(検討課題)ではない」と明言。

その上で「アライアンスを引き続き改善することが重要だ。これは足元の課題であるばかりでなく将来の課題でもあり、これについてわれわれはともに話し合っている」と語った。7月上旬にはアライアンス内で協議する見通しとしたが、議題については「たくさんある」と述べるにとどめた。

ルノーは現在、日産の43.4%を保有する筆頭株主。