[ワシントン 18日 ロイター] - カドロー米国家経済会議(NEC)委員長は18日、中国との通商協議について、構造改革のほか、合意事項の履行メカニズムなどに焦点を当てて継続していくことを明らかにした。

トランプ米大統領はこの日、中国の習近平国家主席と電話会談を行ったことを明らかにし、米中首脳会談を今月末に大阪で開催される20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に合わせて実施すると述べた。首脳会談に先立ち両国は通商問題を巡る事前協議を開始する。

カドローNEC委員長はフォックス・ニュースのインタビューに対し「米国は知的財産権保護、強制的な技術移転、市場開放、関税措置などを巡り交渉を継続したい」と指摘。「米国はこれまでと同様、履行可能な合意を目指している。これは絶対的に重要なことだ。このため、こうした全般的な議題すべてが取り上げられる」と述べた。

その上で「何らかの結果が出るとは保証できない」としながらも、「交渉が再開されることで幾分かの期待は出ている」と語った。