歴史の謎、最新技術で解明
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これはメチャ面白い記事だ。ノーベル賞の島津の田中さんの受賞の理由となった質量分析技術を使って古代モノの分析もできるという優れもの。
何を知りたいか?それは、一人ひとり、いろいろだろうけれど「温故知新」、「人間の知恵」、「自然の知恵」などを広く学ぶことができるのだ。
この記事に紹介されていることだけでも、とてもエキサイティングではないか!
日経朝刊に現在連載の「ワカタケル」の池澤夏樹さんの著書「科学する心」(これは素晴らしく面白い本、超おすすめだ!)をたまたま昨日 読んでいたので、この記事がピン!ときてピックしたのだ。池澤さんのこの本の第一章で「科学者にとって自然とは観察と解析の対象であり、人間の営みとの間には歴然とした一線がある」との記述してる。これが「科学する心」であり、科学研究の本質なのだ。
まさにそうなのだ。これについて最近 いくつかのしゃべる機会がありプリンストン高等研を設立したフレクスナーの「科学するとは」のエッセイ https://bit.ly/1QBBpfP 、https://amzn.to/2IOL58c を紹介していたからなのだ。
そして、先週は「なぜ日本では「科学技術」が普通に、しかも広く使われるようになったのか」についての考察も私のベースである<GRIPS.ac.jp>でプレゼンする機会を持てたのだった。新しい測定手法、解析技術は、対象観察の新しい視点を与えてくれるツールに他ならない。見方が変われば、新しい印象、新しい発想が生まれ、情報が整い始めるころにはそれらが連なって何かを示唆するようになる。輪郭は見えないが、それでも光輝く仮説が生まれる瞬間で、無意識にどうやって実証するか考え出す。そんなとき、最高に楽しい。