G20 IEA 水素レポートローンチイベントを開催しました (METI/経済産業省)
コメント
注目のコメント
色々言いたいことはあるけれど。
>電気・化学原料・輸送燃料
輸送燃料(つまりFCVなど)が3番目。大量に水素消費する発電が最初に。
>長距離の輸送が可能
可能は可能だが、長距離輸送しようとするとつい電気にして送電したくなる。
>低炭素なエネルギーからの製造コストは高い
何故かといえば、「低炭素なエネルギー」≒電気だから。電気は最も低エントロピーの高品質なエネルギーの状態なので、そこから高エントロピーの低品質エネルギー状態の水素に変換すれば、いつまでたっても高コストのまま。もし電気コストが超安くなれば電気を貯蔵する必要もなくなり、水素貯蔵の必要もなくなる。
>インフラの開発が遅れており、普及の足かせとなっている
一見すると鶏と卵だが、利便性や社会便益が圧倒的にあれば自然にインフラはついてくる。
>現在は化石燃料からの製造が太宗を占めてCO2排出量が多い
規制がクリーンな水素産業の発展を制限している
マジかー
>将来の期待・意図を明確化するため、野心的かつ具体的な長期水素戦略を策定すること
殆どこれに尽きるが、具体的な水素戦略を30年近く考えてきて、今になってもまだ意図すら明確になっていないのが現実。
>水素のコスト低減に向け、クリーンな水素の商用需要を喚起すること
量産されればコストは下がる→大規模需要→水素発電
というロジックだが、高コスト発電のツケは電気代に回る。FITに次ぐ間接的な補助金事業になる。
>次の10年を見据え、現在のモメンタムを維持・拡大すべく、①産業分野での水素利用、②既存のガスインフラでの水素利用、③トラック、バス等向け利用、④水素の国際貿易に向けた輸送ルートの確立の、4つの分野に集中的に取り組むこと
「モメンタム」などというものが産業に存在するのかどうかは知らないが、、、