【経済インサイド】国内火力で5割握る巨大「JERA」 再生エネルギーに本腰、勝算は? - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト
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日本では電源側、系統側それぞれについて体系的に導入可能性を拡げられるような環境は整っていない。
必ずコストでひっかかるし、災害に対する考え方の周知に本腰を入れることもなければ、後押しもなく、なにより国民も理解しようとしない。災害対策=なにがあっても壊れない、停電しない、の一点張り。
こうなると、JERAのような体力がある企業が(ある意味で今までと同じ考え方、規模の経済で)コスト回収できるラインで開発するか、もしくは、小規模に細々と系統とコストが許しうるスケールで導入する、の2択。
主力電源化するならば、
①官民ともに、「電気」「電源」「系統」「レジリエンス」「気候変動対応」についての考え方を主体性を持って確立し、国民の理解まで繋げる
②電源側、系統側の技術的諸問題については、包括的に検討、研究、実証を進める(ここは本当に大事。大陸と系統連系をしないのであれば、"日本で"安定供給と再エネ比率向上をどう両立するかを自ら考え、規制を見直し、実証しなければならない)
③一方で各プレイヤーが事業性を見通し、投資が行われるように、スピード感をもって制度設計に取り組む
が最低限必要だと思う。
簡単に書いたが、壁はものすごく厚い。
乗り越えた先の、日本の企業、国民に幅広い恩恵をもたらすエネルギー供給・利用の在り方をしっかり描かければならない。
独自に絵を描き、独自に進むことには限界が見えていると思う。