輝度6倍の有機ELマイクロディスプレー、ソニーが量産へ。何に使う?
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このところ、ディスプレイにおける革新的な技術が停滞し、寂しいなあと思っていたが、これは面白い!! 2000カンデラという超高輝度の必要性はマイクロディスプレイだからだということも本記事でわかった。
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こうした技術はデジタルカメラのEVF(eye view finder)に使われているが記事にもある通り展開は色々できる。
元々、ソニーはディスプレイ技術は大型液晶以外は殆ど手掛けてきていた。平面ブラウン管では世界ナンバーワンになったし、プラズマもFEDも蒸着有機ELも高温ポリシリコン液晶も低温ポリシリコン液晶も印刷有機ELも手掛けていた。言わば、全方位でさまざまな自社デバイスに搭載するべく進めてきていたが、残念ながら、その戦略は平面ブラウン管ほどうまくいったものはその後現れなかった。
・LTPS→JDIに譲渡
・a-Si→エプソンから買い受けたのち、JDIに譲渡
・プラズマ→撤退
・FED→分社化ののち譲渡
・印刷有機EL→JOLEDに譲渡
事業整理が進む中で、残った技術の中は下記。
・蒸着有機EL(放送機器に展開)
・HTPS(EVFに展開)
シリコン有機ELはHTPSの技術の流れを組むものだと理解しているが、これがAR/VR時代のコアとなるキーデバイスであると考えれば、ソニーがどれくらいの優位性を維持し続けられるかに興味がある。