【激白】「マリオットの参入は脅威ではない」

2019/6/12
ホテルチェーン世界最大手マリオット・インターナショナルをはじめ、大手ホテル事業者が民泊事業に乗り出している。
この動きはホテル事業者だけに限らない。
日本国内では楽天と不動産・住宅情報サイトのLIFULL(ライフル)が共同出資で民泊専門会社を設立し、宿泊予約サイトtrivago(トリバゴ)と提携するなど、事業者の参入が相次ぐ。
【1分解説】「ホテルの王者」参入で民泊は戦国時代に突入
中国でも昨年、民泊紹介サイト大手の途家が同業の大魚を買収。世界各地で大手資本が次々と民泊市場に資金を投じ始めた。
2008年の創業以来、世界で民泊市場を拡大し続けてきたAirbnb(エアビーアンドビー)はこの状況をどう見ているのか。
エアビーアンドビー共同創業者でチーフ・ストラテジー・オフィサー(CSO)のネイサン・プレチャージク氏を直撃した。
共同創業者兼CSO、Airbnb China会長。ハーバード大学卒業後エンジニアを経てエアビーアンドビー創業。グローバルでの戦略構想を担当。(写真:鈴木大喜)
ホテル業界参入は民泊への「信任」
──ホテル世界最大手のマリオット・インターナショナルが民泊市場に参入しました。どう受け止めていますか。