マーケティングを経営ごとにするうえで障壁となる「5つの不都合な真実」
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注目のコメント
たまたま本日、別の記事のPickでも書きましたが、
私はマーケティングは経営の中心にあるべきだと考えています。
現代のあるべき"マーケティング"とは「自社のできること」と「世の欲すること」をつなぎ合わせる仕事と考えるからです。
単につなぐ「自社のできること」→「世の欲すること」(片方向)ではなく(これはセールスに近い)、双方向のもの(つなぎ合わせる)だと思うのです。
誰もが認識している通り、プロダクトアウトでは成り立たない世の中ですが、マーケットイン(すでにあるニーズを形にするという意味で)も違うと思うのです。
近いのは、スタートアップの世界で使われる「プロダクト・マーケット・フィット」だと思うのです。
つまり、企業は、世の中のトレンドから一歩先を提案する、そこにマーケットが追随すれば売れ、追随しなければ売れない。
追随しなければ、企業は小さな方針転換や施策転換から、最終経営ピボットも含めた転換を吟味する。これを繰り返す。
これはマーケティングであり、経営だと思うのです。
この実現には、マーケティングの双方向性が必要だと考えています。しかし、実態はまだ、マーケティングは片方向のままです。
ターゲティングをいくら細分化しても、片方向は片方向です。片方向だと限界があるのです。潜在ニーズを外した瞬間から失敗に一直線で突き進む。
経営者が、片方向のマーケティングを正しいと思っているから、マーケティングを経営ごと化できていないのだと考えます。つまり、経営者からしたら「消費者にこう伝えといて」と手段をアウトソースしているに過ぎないと思っているのでは、と。そこから、消費者の反応をフィードバックをもらえるなんてことを知らないのでは無いかと思うのです。
Webマーケティングにおいては、技術的に双方向性が可能になりつつありますが、そのフィードバックデータはGoogleやFacebookなどの広告プラットフォーム内に留まり、ほとんど企業へ返っていません。
そして、AI(人工知能)や機械学習という便利な技術が登場し、そのデータやナレッジの循環はさらにプラットフォーム内に止まる力が強くなった。
その結果、その状態からより抜け出しにくくなっています。マーケティングは経営ごとだと思うけど、そう考えている人は多いんじゃないかな。
ただ、マーケティングの理想像を描いてもそのようにはほとんどならないから期待を上回れないことが多くなる。
マーケティングは会社全体でやるものだと思っていれば、うまく機能していくのではないかと思います。そもそもマーケティングは上質なリードを得る為の手段であって、購入させれるかどうかは、店頭でのコミュニケーションや現場の営業マンの巻き取りがモノをいう。結局デジマだけでは経営課題は解決しないという事。