私立大学間の学部譲渡容易に 文科省通知、再編統合後押し
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注目のコメント
「航空宇宙工学科を作ると大学の人気が上がる」とどこかで聞いたことがあります。
本当かどうかは知りませんが。曰く、そのため国内の航空宇宙産業からの需要以上に航空宇宙学科が増え、結果、卒業しても航空宇宙業界で働けない学生が多いんだとか。今はどうなのでしょう。
僕が卒業した15年前は、東大の航空宇宙でも航空宇宙業界に就職する人はだいたい25%でした。もちろん、自ら選んで他業種に行った人も多いのですが。
大学は経営のことばかり考えて、学生に一時的な夢を見させて儲けるようなことはしないで欲しいなと思います。大学統合ではなく学部譲渡。再編加速の身動きがとりやすい制度改正とのこと。
経営に有利な学部のみを受け入れることができ、譲渡側のメリットは
負担を減らしシンプルな経営ができるようになるのだろうか。それとも。。。
いづれにせよ、大学の数はここ20年で増加。少子化の折再編は必然。
以下、文科省による高等教育の将来構想に関する基礎データ
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2017/04/13/1384455_02_1.pdf
制度活用が進むか、実例がうまれるのか注目。医学部が欲しい早稲田大などにとってはとても嬉しい話なのではないでしょうか?
少子化による人口減少が顕著な今でさえ、まだ新設学部による学生募集を掲げる大学が多い中、再統合へ動き出すのは決して悪くはないと思います。
特に地方の私立は学生募集に相当苦しんでいますし、Fランクと呼ばれる大学すら存在しているので、実際のところ大学の数が多すぎることは間違いない。
ただ、その一方で地方都市にも大学があることで人が集まり、街が活性化する一面もあります。したがって、理想論かもしれませんが、有力な大学が学部譲渡により、地方に学部を設置してもらえると、地方の街も活性化され、大学も自然淘汰できるのではとも思います。