中国がEV規制、参入障壁引き上げなど-活況続く業界の崩壊防ぐ
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新興企業の本格展開(生産の外注)に向け、一定の適格基準を設けるという話のようです。ただ、個人的に目に留まったのはEVメーカーが”486社”という数値。その質はわかりませんが、社数だけでも中国の勢いの強さを十分に象徴していると感じます。
有望な領域に参入企業が殺到するのは、中国の産業界の特徴です。
政府はそれを規制や産業政策でコントロールしようとしているのだと思いますが、そもそもなぜ中国の成長産業はこんなに過当競争になるのでしょうか?
それは、第〇次五か年計画や製造2025のようなマクロビジョンを中央政府が提示してしまうことにあります。
市場経済化を標榜しながら、一方で「計画経済」的なやり方をしていることは大きな矛盾です。
政府が有望領域を提示するだけならまだよいのですが、その領域に巨額な投資(補助金など)もしてしまうから、そこに企業の参入が殺到してしまうのです。
政府が箸の上げ下げまで指示する中国式産業政策は、キャッチアップ時代まではよいのですが、世界の競争環境の中では、企業のイノベーションにつながりません。
巨大な経済国になった中国は、投資効率の悪い投資が増加し続けており、中期的には経済成長持続の足かせになっていくでしょう。中国的にいうと「過(Guo)」。参入企業過多の状態で、バブルだ。
政府の役人が頭と政治で考え産業政策を建て、企業に対しては「今やらないとバスに乗り遅れますよ〜」といういつものやり方。
結果投資家や企業がプロジェクトに殺到し、膨大な資金と労力が浪費される。
あとは多少の規制が入りギブアップ組がでてきて沈静化し経済レベルに乗っていく…。
ある意味、いつものパターンである。