鉱工業生産の4月速報+0.6%、経産省判断引き上げ・米中不透明
コメント
注目のコメント
ヘッドラインだけ見るとよさそうですが、中身を見るとそうでもないです。
というのも、先月大幅に改善した電子部品デバイスの出荷・在庫ギャップが悪化しており、シリコンサイクルの底打ちが少し遠のいた感じになってます。
また、5月の経産省試算値と6月の予測指数で延伸すれば、4-6月期の生産は1-3月期に大きく落ち込んだ後も横ばいとなりますので、決して楽観視は出来ないと思います。
ですので、経産省の判断引き上げが府に落ちません。前月比プラスにはなりましたが、まだ横ばい圏内の動きです。
ただ、5月の生産計画がかなり強気の増産。消費増税前の駆け込み需要もあると思いますが、これが実現すれば、景気後退懸念はひとまず後退しそうです。近年、前月の予測指数と実績の乖離が酷すぎる。
3月速報時の4月の予測は+2.7。今回発表された実績がわずか+0.6。
日本の製造業よ、大丈夫か。
海外では、前月の予測がこんなに外れる企業を銀行は信用しないよ。