急伸する中国「コスメ業界」のマーケティング、3大トレンド
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3つのトレンドは、いずれも、他者が有している信頼や好感の力をいかに借りるか、ということかと思います。化粧品は法の規制があって効果効能をうたえないが故にこうなるのでしょう。(変な話ですが「効く=医薬品」となりますので、医薬部外品等でない通常の化粧品は、効かないのものという前提で表現の規制があります。)
コスメ市場全体を見るとアメリカがまだ1位でありますけれど、中国のeコマース市場が世界最大の規模となり、そのなかのコスメ市場が急速に拡大しているため、もしかしたら数年後には全世界のコスメ市場の中で中国が1位を占める可能性も少なくないと思います。また中国の場合は、ほかの国と比べインフルエンサー(KOL)がおすすめするコスメの影響力が大きいため、大手化粧品ブランドも中国のKOLを起用して宣伝してもらったりコラボ商品を作ったりライブコマースを行ったりしています。このような動きはこの先もっと増えていくのではないかと思います。
中国で化粧品市場が成長するとなると、日本の容器メーカーに発注がくるので、さらに容器が需給逼迫するかもしれない。
現在でも、チューブは納期1年、ポンプは納期5か月などで、化粧品の中身よりも容器の確保の方が大変になってきている。
10年ほど前は中国、台湾、韓国の容器が安価だったので、日本の化粧品メーカーが発注していたのだが、質があまりよくなかったので、徐々に発注が減った。容器が汚れていたり、容器とキャップのカンゴウが悪かったりした。
逆に今は日本の容器の質が高いと気づかれ、中国、韓国からの発注で日本の容器メーカーは製造が大変だと言っていた。
日本で、海外のコスメを売る場合、最近人気の韓国コスメはKPOPのかわいいイメージ、フランスやアメリカは高級ブランドやボタニカルなイメージでアピールしている。
中国コスメを本格的に日本で販売するようになったら、どのようなイメージになるのか、とても気になる。