「誰のせいにもしない」文化が、組織の多様化と問題解決を進めていく──熊谷晋一郎×青野慶久
コメント
選択しているユーザー
この感覚すごく良くわかる。
例えば、すごい問題行動をおこす人がいても、個人だけを責められないよなー、とか思っちゃう。問題行動の要因の1つは、育ってきた環境にあるかもしれないし、先天的な資質(の欠如や突出)が要因かもしれないし。
努力しろよ、って言いたくなるけど努力できる資質や機会が、極端に少なかったのかもしれないし。
法とか規範とかに基づく外形的なふるまいは同じだとしても、内面的に「現象」への理解があるだけで、関係の質はもっと変わるかもしれない。
> 雨が降ったときに、誰かを責めることはないですよね。同じように人間社会で起きる問題も、きわめて複雑な相互作用のなかで起こる「現象」だと考えるのです。
注目のコメント
素敵なインタビュー。特に下記の発想はなかった。。
ーーーーー
ビジネスの世界では、「他責ではなく、自責で考えよ」とも言われますが、僕は「無責」が好きなんです。(中略)無責化して、複雑に絡み合う問題を解きほぐし、誰かと共有することで、はじめて一人ひとりに心からの反省が湧き出てくることも多い。多様な個性を持つメンバーが、いきいきと働く組織にするために必要なこととは──。東京大学准教授の熊谷晋一郎さんと青野さんに対談していただきました。
"「失敗を減らしたければ、失敗を許容しなければならない」"
"平均値でつくられているマニュアルではできないことも、目的を重視すれば、手段を柔軟に変えることができる"
"ビジネスの世界では、「他責ではなく、自責で考えよ」とも言われますが、僕は「無責」が好きなんです"「万能な人ではない人のうちの1人」
多様性を認めているつもりでも、実際は仕事ができない人、癖がある人、自分とは考えが違う人に対し、イライラしたり、敵意を向けることがある。
自分がそう思っているから、自分も他人に「あの人は癖が強い」などと思われているのではないかという不安が生まれてくる。
それが組織に侵食して、相手が敵に見える。信頼できない。働きにくい。と負の連鎖が生まれていくんだなと感じました。
「失敗を減らしたければ、失敗を許容しなければならない」
「無責」
「問題の外在化」
心に響く記事でした。