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1. 「障碍」というものについて
障碍ははじめからそこに在るものではなくて、マジョリティによる社会秩序がマイノリティをrule outすることによって定義し作り出すものです。何を障碍とするかは、定義次第ですし、時代や地域によって異なります

性同一性障碍が精神障碍の区分から外されたこと自体は良いことです。一方、精神障碍者に対して社会がここまでネガティブなイメージを持つに至ったという別の問題も忘れてはいけません。

※障碍を定義することの制度的なメリットは、当事者が被る不利益を解消するための公的な配慮や社会サービスを提供しやすくなることです。しかしその副産物(「障碍」とされることへの苦痛)や社会サービスでは解決できない問題(差別)は残る、という話。

2. 手術について
・WHOは、性同一性障碍を精神障碍としなくなった後も、引き続き、当事者が生殖能力を無くす手術を受けられるようにすべきだとしています
・手術には200万円以上かかることもあり、経済的に手術を受けられない人もいる
・日本では昨年4月からようやく保険適用となりました

3. 手術を性別変更の要件とすべきか
・現在、性別変更のためには手術が必須とされています。これについては、近年、人権侵害とする判断が出始めています(手術を受けることは誰にでも認められた自由であるべき。しかし性別変更のためにそれを強制することは自由の侵害)

「ヨーロッパでは、ヨーロッパ人権裁判所がおととし、性別を変更するために生殖能力をなくす手術を義務づけることは、「人権侵害」だとする判断を出していて、手術を必要としない国が増えています。」

・日本では今年1月に性別変更に手術が必要とする要件について「現時点では」「合憲」だが、「不断の検討を要する」、「(憲法13条が保障する)意思に反して身体を侵されない自由を制約する面は否定できない」とする最高裁判断が出ています
https://www.asahi.com/articles/ASM1S4RBTM1SUTIL024.html


余談。私は敢えて「障害」ではなく、元々の漢字である「障碍」を使っています。「碍」とは「妨げ」という意味。読み方が同じという理由で常用漢字の「害」が現在一般的に使われていますが、漢字の意味が全く異なるので、「害」と言われることを快く思わない当事者やその家族がいます。
WHOの総会で、「性同一性障害」を「精神障害」の分類から除外することで合意。名称を「性別不合」に変更し、性と健康というカテゴリへ移行。
「障害ではない」ということを明らかにすることで、差別や偏見を解消すると同時に、新設されたカテゴリに移すことで当事者の医療アクセスを確保する形。
今後は精神障害の分類にあった、性同一性障害が除外され「性別不合」になるとのこと。
近年の人権に関する動きの中ではモデル事例となるくらい、この領域の人権意識の高まりと社会変革は目覚しく、他の被差別的な事例にも良い影響があることを願います。
ただ、一方で力ある方々の差別発言や、政権の有力な支持基盤が差別的な思想を持つ国などもあり、人権と平等の闘争は今後も続くでしょう。
そのうちロボットの権利とかも出てきそうな。
あと、ふと思うのは「性別不合」という訳が適切なのかどうか。経緯などはわかりませんが、印象としては少しマイナス的なものを感じたのは私だけでしょうか。
日本でも、少しずつですが、こういった問題に取り組んでいる先生がいます。

https://newspicks.com/news/3840361/
性同一性障害が精神障害と判断されていたことを知りませんでした....
社会的偏見は、こういう法的側面から生まれているのかもしれない