新薬「キムリア」保険適用始まる 3349万円、保険財政へ懸念も

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• Arai Kaoru

  公認会計士 Fintechコンサルタント

  ・2019年05月22日

  先日NHKの特集番組でも取り上げられていたキムリア。
  なぜ、こんなに高いのか？という理由は、患者個人個人に合わせたオーダーメイド型の薬であることも大きな要因の一つです。
  けれども、この新薬は投薬は１回、対象とされる癌と対象年齢がはっきりしているので、ズルズルと医療費は過大になる心配は感情論で論ずるべきではないと、そのテレビ番組を見て感じました。
  それよりも、そこそこの値段がする抗がん剤治療を、次から次へとトライしているがん患者や、胃ろう処置をしてしまった痴呆症患者に掛かる数年間に渡る費用の方が、「これで終わり」という線引きがない分、地味ですが医療費を圧迫していると思います。
  命の重みは皆平等であっても、医療費は限られているのは事実であり、医療費財政がひっ迫しているのも事実です。
  今後は、慢性疾患などに漠然と続けている投薬などもその効果や適正量を考えていかなければならないと思います。