ジオングに脚をつけたがる日本企業が、中国企業に後れを取る理由 - 長内 厚のエレキの深層
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注目のコメント
プロダクト開発を経験してきたからこそ言えるのが、Simple is Best。
100%良いものは最初からできないし、最初から大手に開発費や販路で勝てる訳がない。
スピード重視で、これだというポイントを創り、ABテストを繰り返すのが成功の近道。
「大は小を兼ねる」の考え方は、現代ビジネスにおいては邪魔になる。JDIには、大きな収益が期待できる時に、投資出来る資金があったのだろうか。
本文より引用
“常に新技術に取り組むというのは必ずしも正しくなく、新技術開発の必要性はそれがより大きな収益を期待できるときに限られるべきである”
Samsungは2007年からモバイル向けの有機ELディスプレイを量産している。
新技術として発表されたペンタイル配列を、いち早く携帯電話の液晶ディスプレイに採用した。
『News:“眼の特性”を応用して高精細に――PenTile Matrix -』
https://www.itmedia.co.jp/news/0311/08/nj00_cvl.html
ティム・クックCEOに酷評されながらも、毎年の様にアップデートを続けて、2016年には酷評していたAppleが採用する。
『アップルのクックCEO、有機ELディスプレイの発色を「ひどい」と批判 - CNET Japan -』
https://japan.cnet.com/article/35028150/
Samsungがモバイル向け有機ELを量産してから、Appleが採用するまでの9年間、何故、他の企業は参入しなかったのだろう。Samsung1社が自社向けに勝手にやってれば良い、と思っていたのでしょうか。
大きな収益を期待出来る(と予測した)時に、先行して多額の投資をするには、必要性が無いと言われていた時であっても、常に新技術の開発・採用に向けて行動する必要がある。Samsungの半導体事業と似た様な感じがします。
冒頭の引用部分を実行しているのは、BOEなどの中国企業。Samsungが圧倒的に先行していても、無限とも思える資金の出処があるから出来る。
JDIに求める方法として、このやり方が本当に正しいのか、少し疑問に思う。
ローエンドの機種で液晶が多いのは事実。ただ、JDIはローエンドの市場で競争力があるのだろうか。フルアクティブが狙うミドルレンジも有機EL採用が増えてきた。Appleが次期iPhone以降も液晶モデルを残すとは限らない。
VR向けは積極的に提案して、採用するメーカーも増えている。需要を待っていては駄目だと思うけど。マジレスすると、
件の整備兵の声は
五代裕作(めぞん一刻)
キン骨マン(キン肉マン)
出瀬潔(ハイスクール!奇面組)
五寸釘光(らんま1/2)
と同じですね。二又一成。
さあ脳内再生。
「あんなの飾りです!エラい人にはそれがわからんのですよ。」
https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=Cx0Ymkj065g