[シンガポール 21日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅上昇。石油輸出国機構(OPEC)が減産を継続する可能性が示されたほか、米国とイランの間で緊張が高まっている。

0033GMT(日本時間午前9時33分)時点で、北海ブレント先物<LCOc1>は0.10ドル(0.1%)高の1バレル=72.07ドル。

米WTI原油先物<CLc1>は0.14ドル(0.2%)高の63.24ドル。

サウジアラビアはのファリハ・エネルギー相は19日、OPEC加盟・非加盟産油国は原油在庫を徐々に減らすことで意見が一致していると明らかにした。

またOPEC関係筋は20日、加盟国と非加盟産油国が6月25─26日に予定されている会合を7月3─4日に延期することを検討していると明らかにした。

こうした中、トランプ米大統領は20日、イランが中東での米国の国益に反する行為を試みた場合、イランは「大きな報い」を受けることになると警告した。

19日にはイラクの首都バグダッドにロケット弾が撃ち込まれ、米政府はイランとつながりのある武装勢力によるものとみている。