[ロンドン 21日 ロイター] - 英金融行動監視機構(FCA)によると、同国での通貨やビットコインといった仮想資産による詐欺の被害額は2018年度(19年4月終了)に2700万ポンド(3438万ドル)に上った。1件当たりの平均被害額は1万4600ポンドだった。

被害届は前年の3倍以上に増え、1800件となった。詐欺犯がソーシャルメディアを使って「すぐにもうかる」インターネット取引サービスを宣伝するケースが多かったという。

FCAの文書によると、よくあるケースでは、詐欺犯は被害者に最初の投資で利益が出たと信じ込ませ、さらなる投資を勧誘し、その後に被害者の口座を閉鎖して姿を消す。

FCAは、ネット取引に関する詐欺防止に向けて広告で啓発を進めるとした。