[東京 15日 ロイター] - スルガ銀行<8358.T>は15日、新生銀行<8303.T>、ノジマ<8303.T>とそれぞれ業務提携で基本合意したと発表した。新生銀を含めた第三者との間の資本提携を含めた将来の選択肢の可能性を排除していないと説明。ノジマは、スルガ銀株式の追加取得も検討対象であることを明らかにした。

スルガ銀と新生銀との基本合意では、1)無担保ローン分野、住宅ローン分野など個人向けビジネス分野で連携、2)事業承継、その他の法人向けソリューションの提供など法人取引分野で連携、3)資産の流動化等で連携──が明記された。

ノジマとの基本合意では、1)クレジットカードの共同事業化を行い、対面またはインターネット利用の各種金融サービスの向上を図る、2)オンラインサービス及びフィンテック事業の共同展開、3)両社店舗での営業戦略面でのタイアップ──などを確認した。

この合意に関連し、ノジマは現在、議決権比率で4.98%のスルガ銀株式を保有しているが、今後の業務提携効果を十分に見極めたうえで、ノジマの企業価値向上に資すると判断すれば、スルガ銀株式の追加取得も検討していくと表明した。

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