会社を辞めても通用する「専門性」とは何なのか
コメント
注目のコメント
どこかの悪い大人に「これからは専門性が無いと生き残れない」と吹き込まれて間に受けてしまったパターンのようにお見受けします。実際はそんなことはないですし、専門性を追い求めるのは生き残るには実は苦しい道とも言えます。
何かの専門性を高めるということは他の何かを捨てるということ。命を賭す目標なく、何かを捨てる覚悟もないなら、あまり専門性にこだわらないほうがよいでしょう。
一方で、会社を辞めても食いっぱぐれない何かを身につけたいという気持ちはよくわかる。
とりいそぎ、今の環境で会社が求める姿と自分がなりたい姿のギャップの正体を掴むところから始めてはいかがでしょうか。会社を変えれば解決するのか。そもそも職種があっていないのか。それはなぜなのか。
また、スティーブ・ジョブズさんが言っていたとおり、人生とを「点をつなぐ」ようなものと捉え、今目の前にあることに夢中になることを自分に課すところから始めるのもいいと思います。
https://youtu.be/XQB3H6I8t_4
(改めて、久々に聞いてもいいスピーチ)20代の専門性ってなんだろう。業種にもよるが30代にかけて決めることのように思う。考えるに、転職の文脈で専門性とは、新しい会社で研修らしい研修がなくチームに溶け込んで違和感なく営業とか事務とかができること。これが最低線だとすれば、40代以上の転職で通用する専門性とは、業界慣習に知悉し、新たな案件を引っ張ってくるだけの人脈を持っていることだろう。マーケットが世界なら英語で商談できる能力は当たり前に必要だ。
おそらく教科書や参考書で得られる知識ではない。資格でもない。混同されがちだが、専門性と「得意科目」は違うのだ。専門性は仕事を通じてでしか得られないと思う。だから専門性を生かした転職を考えるなら、それが競合他社ではコンプライアンス上の問題があるが、多少なりとも前職と関係がある業種が候補になるだろう。もし「得意科目」を専門性と考えているフシがあるなら、転職は今一度考えたほうがよい。社内事情に通じ、社内人脈があることも、こうした文脈では十分専門性に当てはまる。社外に通用しない専門性ではあるが。