Employee Experienceと言う名のもとに、本当に向き合わなければいけないもの。
コメント
注目のコメント
かつてロンドンの本屋で購入した"The Employee Experience - How to attract talent, retain top performers, and Drive Result"。原著の精読になかなか時間が割けなかったが、何と分かりやすく日本語でまとめられていることか!
以下抜粋-----
Employee Experience(Ex) =
Experiences + Expectations + Perceptions
中でも、現場のミドルマネジメントによる
Expectation Alignment(EA)が重要
それらは、下記のContractのGapを埋めること
1. Brand Contract(ブランド契約 BC)
2. Transactional Contract(相互取引可能な契約 TC)
3. Psychological Contract(心理的契約 PC)
Moment of truth (MOT)には、予測可能なもの(採用、教育、評価など)と予測不可能なもの(トラブル、クレームなど)があり、MOTがポジティブかネガティブかは関係なく、そこにContractに対する一貫性があるのかが重要
EXは会社が構築しているブランド(それが作られる過程で発信される全ての情報、文化)、明示する雇用条件や労働環境、そしてあらゆるリレーションシップで積み重ねられた暗黙的な契約の集合体である。この契約がどんな小さい条項でも破られるたびに、EXは損なわれていく。
同様に、企業文化に対して誠実であることこそEA
「期待値のギャップ」を埋める、最初から「不適切なギャップを生まなくする」ヒント
1. WHYから始める(Start with why)
2. ギャップを埋める駆動ドライバーはミドルマネジメント
3. 予期せぬMOTこそ一斉EAのチャンス
4. 地道な地上戦で期待値ギャップを適正ラインへアラインし続ける3社目の面接で
「あなたのように一度底辺見てるヤツは強いよね」
というある意味失礼な笑コメントを人事からもらいまして、これこそまさにExpectationを一言でコントロールするフレーズだな、と。
仕事のタフさを匂わせつつ、自分への期待と承認も示す絶妙な言い回し。実際就業してみたら期待値そのものの環境でした。中間管理職のミッションをここまで明快にしたものは珍しいかなと。「期待値のアライメント(調整)をど真ん中で愚直にやり続けるのが組織上下の噛み合わせを左右する中間管理職のミドルマネジメントなのだ」これが、心理的契約を含む、会社への期待値を裏切らない=社員のエンゲージメント向上、に繋がるのでしょう。