[ワシントン 10日 ロイター] - トランプ米大統領は10日、北朝鮮による9日の短距離弾道ミサイル発射について「信頼を裏切る行為」ではないとの見解を示した。米政治メディアのポリティコのインタビューで「非常に標準的なものだ」と述べ、重要視しない姿勢をうかがわせた。

「短距離で、信頼を裏切ったとはまったく考えていない。ある時点ではそう考えるかもしれないが、現時点ではそう思わない」と語った。以前に「非常に強固だ」と表現していた金正恩・朝鮮労働党委員長との友好的な関係に対し、今後不信感を抱く可能性があることにも言及した形だ。

北朝鮮は9日、短距離ミサイル2発を発射した。同国によるミサイル発射は1週間足らずで2度目となった。

米国防総省は、北朝鮮が9日発射したのは複数の弾道ミサイルで、300キロ以上飛行して海に落下したとしている。