「自国第一主義イコール反民主主義」なのか-民主主義の罠に陥る世界 - 六辻彰二/MUTSUJI Shoji
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注目のコメント
かなり考えさせられました。ただ「政治に熱心すぎる人から権利を守ること」の部分がヘイトを指すとすれば私の認識とは異なります。
まず第一に職業政治家(政治より職業が優先である場合)。
第二に不当な利害関係者。
第三に、これは可視化しにくく意見が分かれる部分ですが、公益に反すると認識した上で私的理由により反公益的な主張を行う者。分断が目立つようになった最大の要因は、ウェブ上でのフォロワー数が収入に直結する時代になり、この第三群が急激に増えた事だと思っています。
加えて、情報過多と情報源の選択肢が増えた事で、選択回数が劇的に増え認知バイアスがより大きく影響するようになり、思想の分断や情報格差が広がった。
今、ネットで過激な主張をするだけで生計を立てている人が多くいます。これを防ぐ事は難しいと思っていますが、悪影響があったとしてもソーシャルスコアなどが必要だと考える最大の理由がこれです。後は、世代交代と教育による情報格差の縮小が少しでも進めば…。記事で書かれているようなやり方は、民主主義だけど民主主義「的」ではないと感じます。
「民主主義 ≠ 多数決」で、民主主義的な意思決定では、話し合いによってお互いの立場を認識してできる限り歩み寄り、それでも溝が埋まらない場合にどちらの意見を通すかを決めるのに、絶対多数の最大幸福の為の多数決をするのだと思います。
そうでなければ、国会が開かれる必要もなく多数派を占めている派閥がすべて決定すればいいことになってしまう。
少数派の意見をどの程度尊重するかは多数派の良識に任されてしまっているのが現状かと思いますが、その良識が欠片もない世界だったら、今よりも殺伐とした、少数派と多数派の争いだらけの世界になっているかと思います。