地銀、利ざや圧縮もう限界
日本経済新聞
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注目のコメント
他の産業でいつか見た光景です。他の産業では、行き着くところまで行きました。
トップが変わらないと、経営は変わりません。
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・トップライン ⇒ 上がらない
- 各地域の経済規模は縮小。企業に設備投資先がない。銀行の資金利益のドライバーである「貸付金残高」はそのアウトプット
- 資金利益のもう一つのドライバーである「スプレッド」はマイナス金利で縮小
- 経営陣はプロパーばかりだから、テクノロジーを理解する優秀な若い人が採用できないから(←若い人にとって銀行に入る理由がない)、新規の事業が興せない
・コスト ⇒ 下がらない
- コスト削減は本当は経営の意思決定次第だけれど、でも、経営者が、意思決定しない(経営者は退任まで数年間で株式を持たないグレイヘア層なので、構造改革をして稼ぐ体質にしていくインセンティブがない)
- 地銀間で統合できない(記事参照)
- コスト削減できない(店舗や人を減らせない)地域産業の新陳代謝を怠ってきたことのツケが現れてきたのでしょう。
最近は地銀もアグレッシブにスタートアップに驚くような金利で貸し付けていますがまだまだ残高では誤差の範囲。
次の○○ショック前に動ける(合併ではなく、地域産業を育てる、利ざやを上げる、残高を増やす等銀行自体の収益を上げる)ところが幾つあるのでしょうか。