この連載について
人々の価値観が多様化し、複雑化する現代社会。教育改革実践家の藤原和博氏は、そんな時代に「希少性のある人材=稼げる人材」になるためには、「3つの分野で100分の1の希少性を獲得し、その掛け合わせで100万分の1の存在を目指すことが大事」と語る。
とはいえ「具体的にどうキャリアを掛け算すればいいかわからない」という人も多いかもしれない。
NewsPicksは藤原和博氏とコラボし「ミリオンズ」という連載を開始。本連載では、編集部が「100万人に1人の人材( The Millionth/ミリオンズ)」だと評価した人物を、ジャーナリストの磯山友幸氏、ライターの川内イオ氏が取材。彼らはどのようにして「100万人に1人の人材」になったのかー。
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そして、平田オリザさんが学長として「国際観光芸術専門職大学(仮称)」を2021年4月に開学する予定の豊岡市。greenzをはじめとするメディアで度々話題になるバー付きの映画館「豊岡劇場」、大学教員とデザイナーが仕掛けるシェアスペース「コトブキ荘」、僕ら医療者が街中で屋台を引いてコーヒーを配るウェルビーイング事業「モバイル屋台de健康カフェ」など、もともとあった観光資源に、おもしろい「人」が仕掛けるおもしろい「活動」がどんどん広がってます。ぜひ一度遊びに来てくださいねー。
沁みることば。
一方で、つなげるだけだと疲弊することもあります。
なんのために、つなげるのか。
そこには、ただのおせっかいではない目的と、つなげる技術があると思っています。
豊岡は、本当に素敵な町。
出身でなくても、ひとをつなげたい、という思いを持ってしまう町です。
オーセンティック(本物であること)について教わることが多い。また豊岡に行きたい。
田口さんは広告作りや展示会ブースの出展を担当し、2年半務めていた会社をあっさり辞めたあとPR力を買われ、ベンチャー企業のPR、下北沢と池ノ上のカフェの共同経営、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の立ち上げ を「お手伝い」として行う。
その後、東日本大震災をきっかけに豊岡に移り、その魅力を知るも市がそれを発信しきれていないことに気付き、「おせっかい」で豊岡市の交流人口を増やすために、その戦略のアドバイサーなどを経て、気づいたら冒頭のプロジェクトそして城崎国際アートセンターの館長に、そして話題をさらった「国際観光芸術専門大学」が開学するにあたって、豊岡の「大交流参与」に就任。
感じたこととしては
華々しく、そして出てくるビッグネームにぎょっとされるが一貫して人と「おせっかい」や「おてつだい」で向き合い、できたご縁からまた人を繋いで新しい「おせっかい」をなしていることで藤原さんもコメントで言及する「人間関係力」、これは自分のしたいことで人を巻き込むことも重要だが、より利他的にあることが養う大きな要素であることを示唆してくれる記事でした。
何のために在るのか?それ次第で人も組織もあり方が本当に変わるよな〜
地方自治体が住民のニーズに応えながらアートを振興する面白い試みだと思います。
「利用には条件がひとつある。城崎や豊岡の住民のために、公演やワークショップなどを滞在中に最低1回開くことを求めている。地域住民の活力を盛り上げるためにアートセンターが存在しているからだ。」
give and take(田口さんの場合はgive, give, give, give...give and takeくらいの感じでしょうか)、情けは人のためならず、そんな言葉たちを思い起こさせる記事でした。緩やかに発展する感じ、いいなあ。
"最初に入社した日経新聞の関係会社QUICKの人事部長は、田口さんという新入社員のことをどう評価していたのだろう。ちょっと興味がある"
人脈を活かすにも(意義と)面白い企画あってこそ。