[ワシントン 22日 ロイター] - 米国務省の高官は22日、世界の石油市況は昨年11月以降、好転しているとし、米国がイラン産原油の禁輸措置について、8カ国・地域に対する適用除外措置を撤廃することは可能との見方を示した。

イラン担当のブライアン・フック特別代表は記者会見で、イラン産原油の禁輸措置適用を除外していた唯一の理由は「市場が可能な状態ではなかったため」と指摘。「昨年の石油情勢は現在と大きく異なっていた」と述べた。

また米国務省エネルギー資源担当次官補のフランク・ファノン氏は同じ会見で、市況の変化に加え、世界の石油市場での供給量などが適切になるようサウジアラビアが「積極的な措置」を行っているとした。