苦境の中国Eコマース大手JD.com、「怠け者社員追放」宣言
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京东のキャッシュ自営比率が高くPOP移行が進む京东。
中国ECに関連する代理商も買取メインの業者は在庫問題でBSに影響が出ている企業も多いです。
京东に話を戻すと、色々な問題があるが、出店店舗の売り上げ業績には大きな影響は現状ないものの、中国アマゾン撤退や、京东の社員の退職、アリババの996等中国ECの話題は最近多いですね。
注目のコメント
相変わらず、中国の先端テックカンパニーは激しい。JDグループは、昨年1月から株価を4割下げ、競合との競争にもしのぎを削っているフェースであり、非常に苦しいところ。しかし、ここ1年で、同社の評価を降下させた一番の理由は、CEOの海外でのセクハラ不祥事であることは確実なのに・・・。。。
(ご参考)
中国6兆円企業CEO アメリカで強姦容疑で逮捕:
https://www.news-postseven.com/archives/20180912_758047.html
ご自身の非は棚に置いて、
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「当社の人員は膨らみすぎた。注文件数は増えているが、真っ当に働く社員が減っている」とリウはWeChatに投稿した。「大量の怠け者たちが会社にいる」
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このように豪語するリーダーに、ついていきたい社員はどれほどいるのだろう。今後、JDは競争環境よりも本体の組織の力がどんどん弱まっていく懸念がしてやまない。僕は今、彼ら(JD)がやっている「改革(?)」を支持しますが、何しろタイミングが悪いですね。トップがアメリカで一時逮捕されたり、業績が伸び悩んで2位の座も危うくなっていたり、そこに「働き方改革」の大波と、みずからが選択した「果敢なリストラ」が重なったりして、経営幹部すら一枚岩になれない状況が続いています。子会社の資金調達に手を焼いているなどの本稿の情報も合わせて考えると、「改革」路線を強行突破するためのハードルは決して低くないようです。
中国テック企業のリストラは、素晴らしいことだと思います。市場の「面」を取るために、かなり無理をして先行投資を続け、しかもそれを短期間に成し遂げたために、社内は案の定色々な社員で溢れかえっています。さらに、彼らの多くは上場にあたって急速な「規範化」を進めましたから、柔軟に運用する部分と、原則に即して徹底する部分とがゴチャゴチャになっているのを感じます。個々の社員は、他の会社に比べて、「優秀な方」が集まっているのですが、その態度や哲学を新入社員に教えるまでもなく、組織が膨らんでいるそうです。それは彼らの現場リーダーたちと接していてもよく分かります。ゆえに、時折、組織的な引き締めを、「リストラ」名目でやるのは必要です。彼らが味わっている経験の数々は、もしかしたら大半の日本企業のそれを越える、意味ある「試練」かもしれません。